2018年9月26日

OTARIのオープンデッキが健在です

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オタリというブランドはプロ機材のメーカーです。業務用デッキでは放送局などで定番となるブランドです。このオープンデッキはOTARI製で今も健在で元気に動作します。この種の機材は電源部に比較的容量の大きなコンデンサと呼ばれる部品が使ってあるので定期的に火を入れてやらないとコンデンサの容量抜けが起きます。コンデンサという部品は車のバッテリー同様で中味は化学薬品の詰め合わせです。長期間使用しないと薬品の機能が失われて電気を蓄えることが出来ません。
昔の大きな機材では電気容量が必要であり、大きなバッテリーの役目をしないと電圧が不安定となり、高性能な機材は性能を発揮しなかったわけです。最近は部品が小さく少量の電気容量で動作するのでコンデンサも小さい物で足りるわけです。

このオープンデッキは何とテープスピードが毎秒38cmと高回転します。テープスピードは音の再生には絶対でスピードが上がると録音時の生(なま)の音源再生に近くなるわけです。普通に市販されているデッキでは19cmが多かったし使用できる巻き取りリールも7インチが普通でした。この機種は10インチまで使用可能です。テープスピードが上がると大きなリールで沢山テープを巻いておく必要があり、38cmで再生すると約30分で終ります。

トラック数も2トラックと贅沢な使い方をしています。当然ですが、テープの幅は約6mmと決まっているので4トラックで使うより2トラックでステレオ録音する方が音域を広く録音することが可能です。非常にゆとりのある使い方です。しかし、業務用ではもっと幅の広い1インチもあり、プロの歌手が録音する時など使われていたようですが実際は見たことがありません。
まあ、アマチュアで楽しむにはこの程度で十分と思いますが最近ではデジタルの世界も非常にピュアな音が出せるので、こんな古い機種にこだわるのはどうかと思いますが最近ではアナログ音楽もまた見直されて来たようなので大事に使っていたいと思います。大きな信号が入力された時には切れ目のないアナログの音にはデジタルもかなわないような気がします。