2019年6月13日

風景写真は年数で価値が増す

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人間は置かれた環境を残すことに何年も挑戦して、過去には絵画で表現してきたわけです。そのお蔭で現在でも当時のそれぞれの様子をおぼろげに想像することが出来ます。
しかし、絵画では瞬時に精密描写は不可能であり遂にはカメラを発明したわけです。
その当時は乾板というガラス板に薬品を塗る媒体に画像を定着したのですが、技術の進歩は目覚ましく、わずか100年ほどで電子媒体でデジタル化をしてしまいました。このデジタル化技術は過去何千年もの風景絵画の夢をすっかり変えてしまい今後もほぼ永久保存が可能な筈です。

そして一枚の風景写真が何十年後の社会で役立ち利用されるかと思うと、写真の価値は絶大です。
絵画ではとても真似の出来ないことです。基本的に絵画と写真はその価値が別の物です。
確かに長い歴史の中で絵画の価値は蓄積され、写真などと比較になりません。しかし、写真の場合はまだ始まったばかりの僅か100年です。あくまでも写真の価値はその精密な記録です。
米国の写真フィルム会社を創設したジョージ・イーストマン・コダックさんは明けても暮れても大きなカメラとフィルムで当時の風景を収めました。彼はその手法を広めるために努力し世界で最大のフィルムメーカーに仕立て挙げたわけです。

ところで、知人の案内で和歌山の小さな漁港を撮ってみました。デジタルなので刻々と変化する空の様子を気にしながら何枚もシャッターを切った一枚です。日没前の漁港の様子をカメラに収めましたが何と言ってもデジタルの強みです。やっぱり風景写真は難しいです。むかし木村伊兵衛さんが言っておられましたが「写真はルミエール」という言葉が思い出されます。フランス語のルミエールとは光ということらしい。

2019年6月 6日

現役で活躍するコリンズKWM-2A

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コリンズと言えば米国の無線機メーカーであるが、ここの写真は50年も前に販売されていた人気機種で当時では非常に高価なリグ(無線機)でした。コリンズは、米国のコールマンなどと同様に米軍御用達メーカーで製品も文句なしの物が多い。
この当時のアマチュア無線用と言えば日本ではトリオや八重洲といった比較的安価なものが多かった。そんな中で米国ではコリンズやドレークなど高価なリグが日常的に使用されており、羨ましかったものである。何しろ米ドルとの交換レートが1ドル360円の時代でした。米国製品を購入するにはかなりの覚悟がいったわけです。
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無線機には、この写真のようにトランシーバーと呼ばれる送信機能と受信機能を合体させて電波を飛ばすものとセパレートタイプという受信機と送信機を別々に購入してトランシーブ操作するものがあります。最近のアマチュア無線に販売される機種はほぼ全てこのタイプです。

このコリンズKWM-2Aは本体に電源が内蔵されていないので写真の様に別電源から供給します。もちろん、大きな電流を整流して(直流に直して)使用するので重いトランスが内蔵されています。
確かに大きくて重いのですが電気物が安定して動作するには余裕のあるしっかりした電源が欠かせません。
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また、コリンズの修理には写真のような特殊な工具が必要です。インチネジなので日本では入手が困難であり、私は米国のe-Bayで購入し重宝しています。代金もPayPalで支払いが出来て安全であり、今までトラブルもありません。

コリンズ製品の最終に近い製品はロックウェルコリンズというロゴですが、この本体はその直前の丸ロゴです。その前はウィングですが以前コリンズの大家に「入手するのなら断然丸ロゴにしなさい」と忠告を受けたことがあります。

歯切れの良いコリンズの受信音でまだまだ楽しみたいと考えます。