2019年6月30日

パソコンOSの話

Intel_4004.jpg近年、私たちが使用するコンピュータのOSは業務用の大型コンピュータの物とは開発された流れが別物です。
1971年に米国インテル社が世界で最初に4ビット構成のマイクロプロセッサを発売しました。
しかし、このチップはコンピュータとはほど遠い小さな素子であり、もちろんこれ自体ではどうすることも出来なかったわけです。私もいまだに4ビットCPUを所有していますが、足が16本の小さなものです。

活用するには、このチップに手足となる機能を接続して初めて仕事をさせることが出来たのです。
当時のコンピュータは一枚の基板(ボード)にこのプロセッサを含めた素子が載っており、そのボードはテレタイプと言われる入出力機器に繋がれていました。(初期はスイッチのみ)
そして、このテレタイプからボード自身が動くためのプログラムを穴の開いた紙テープとして読み込んだのです。この読み込ませる基本的なプログラムをローダープログラムと言っていたのですが、後にこれを発展させたものが基本ソフトと呼ばれるようになり、オペレーティングシステム(OS)と言われています。

マイクロプロセッサもすぐに進化し8ビットとなります。各社からマイクロプロセッサが開発され人気があった8080、Z80、6800、6502が搭載されたコンピュータが発売されていました。よくインテル系とかモトローラ系とかで区別されます。

その頃、米国アップル社の8ビットコンピュータで使用するために米国バーベイタム社に専用の5インチのフロッピーDISKを開発させ、これを使用するディスクドライブを発売しました。もちろん世界で最初でした。そこで必要となったのがDOS(ディスクオペレーティングシステム)と呼ばれるプログラムでした。当時はアップルDOS(どす)と呼ばれていました。このことにより、少し大量のプログラムでも本体メモリでは無く増設ドライブから必要なプログラムだけを本体に送り込みプログラムを実行していたのです。当時のメモリICは非常に高価で1K(いちけいと読む)は¥1000ほどしていましたから。

また、8ビットの世界にザイログ社のZ80というプロセッサが誕生し、当時最大の米国IBM社が小さなコンピュータの世界にも乗り出しました。そのときに米国デジタルリサーチ社はこの8ビットPC専用のOSとしてCP/M(しーぴーえむ)というOSを開発したのです。

さらに16ビットへと進化したプロセッサは、高度の機能を持たせたOSを必要としていたところへ、米国マイクロソフト社が専用OSであるMS-DOSを発売したのです。もちろんデジタルリサーチ社はCP/M86となり両社の競争は相当激しかった記憶があります。
MS-DOSはビルゲーツさんの商売上手なこともあり、またたくまに世界標準となりマイクロソフト社が大きくなりました。MSはマイクロソフトの略です。

アップル社も当然ながら16ビットパソコンに進化したわけですが、そのころは名称をマッキントッシュという名称で売り出し、画期的なマックOSを搭載させたのです。
まだ誰も見たことが無い、GUI(グラフィカル ユーザ インターフェース)という技術が採用されており、画面の中で動くアイコンというツールボタンを採用しました。アイコンタクトの省略だと言う人もいました。

今やOS(基本ソフト)には色々な便利な機能が搭載されて随分と大きなプログラムとなっていますが、処理速度も当時とは比較にならないほど進化しているので快適に使用できるのです。

(写真はネットからの物です)