2020年1月14日

武雄温泉には楼門がある

20190628 027.JPG
 ローカル線が好きで時間が許せばゆっくりとしたスピードの車両に乗ることにしていますが、今回も九州です。九州にはユニークな車両が多く乗り継ぎが楽しくなります。

 JR西日本の終点駅でもあるJR博多からローカル線に乗り継ぎ、しばらく長崎本線で鳥栖や佐世保を経由し特急「みどり」で走る。途中のJR肥前山口からは分岐して佐世保線に変る。車外には畑が広がったり小高い山があったりで特に大きな市街地は見当たらない。
20190628 006.JPG
 肥前山口から、約15分ほどでJR武雄温泉駅に到着する。ホームは高架になっていて比較的新しい。この辺りの温泉場と言えば嬉野温泉が特に有名であり観光客の殆んどはそちらに行くようであるが、あえてこの武雄温泉を選んでみた。駅から徒歩で10分ほど歩くと、以前NHKのブラタモリでも紹介された場所である写真の楼門(ろうもん)がそびえている。国の重要文化財にも指定されているらしく観光客も多い。この楼門は、実は湯治場の入り口であり中に入ると温泉施設がある。昔、豊臣秀吉が朝鮮に渡る前に入浴したとか、有名人が湯治場として利用したとか言われている。


 ところで、この楼門は東京駅の丸の内駅舎に関係が深いのです、武雄温泉楼門と東京駅(丸の内駅舎)は、建築家・辰野金吾氏によって、ほぼ同時期に設計されています。丸の内駅舎は2014年に楼門は2015年に100周年を迎えました。丸之内駅舎は赤レンガの外観が有名ですが内部にある八角形をしたドームもユニークな形をしており天井を見上げて立ち止まる人も多いのです。八角形の各々の隅に、12干支のうち8干支のレリーフ(浮き彫り細工)がありますが、残りの4干支はなぜ無いのかが長い間不思議だったのです。何と、100周年の修復作業でその答えが見つかったのでした。残りの4つは武雄温泉の楼門に4干支(えと)が刻印されていたのです。長年の謎が100年で解決したようです。私が思うには、同じ建築家が設計したことを示す作者のこだわりだったのではないでしょうか。

 楼門の前に「東洋館」という老舗のホテルがあります。比較的安く泊まれて落ち着いたホテルです。温泉は大きくて最高ですからお薦めします。武雄温泉で泊まれるホテルは5軒ほどですが駅に近くて便利なホテルです。
20190628 024.JPG