京都御苑の梅林を散歩する
京都の人気は年中とまることなく、それどころか最近外国からの観光客にも勢いがついたのか真冬にも外国人を目にすることが多くなった。昔の外国人観光客といえば、ガイドブックに掲載されたポピュラーな金閣寺や清水寺が多かったけれど、ここに来てマイナーな小さい寺や路地でも外国人に出くわすことが多くなった。観光立国を宣言したとたんに急に人気が出たのも、その効果とみることが出来る。
しかし日本人もあまり行かない穴場がある。それが京都御所(京都御苑)であり、いつも意外と少ない。特別観覧を希望する場合には予約が必要であるが、単に散歩や撮影なら自由なので一度入られると、その広さが確かめられる。車が走らないので散歩やジョギングには好都合でゆっくりと中を一周するとゆうに半時間はかかる。
また、3月になると多くの花が咲き質素な御所の風景が一気に色づくので春の訪れが良く判る。
2月から3月にかけては梅が咲き、並行して桃が咲き出す。本数もかなりのもので散歩していても香りが漂ってくる。
車で出かける場合には西門から入る。そうすれば、駐車した横が直ぐに梅林となっている。東にも駐車場があるが、西のほうが断然広くて空きが多い。
撮影:TOMIOKA Takumi (2009-03-26)京都御苑の中にある梅林
この写真のように、中には砂利が敷き詰められており少し歩きにくいが、車の心配がないので毎日が歩行者天国である。
もちろん各施設に入るには宮内庁への予約が必要であるが、単に散歩や梅林では予約の必要は無い。
撮影:TOMIOKA Takumi (2009-03-26)京都御苑の中で
カメラはソニー900に20mmレンズを付けてある。雨上がりなので砂ホコリも無く、路面にもしっとり感があるが、乾いた砂利は真っ白に写るので晴天では止めたほうが良い。
御所の南門から出て東に10分ほど歩くと加茂川が流れており、特にこの時期には堤防両サイドで散歩を楽しむ人も多くなる。ここも車は入れないので安心して歩くことが出来る。