日本初の近代的工業地帯跡地

鹿児島市内の観光名所である「名勝 仙巌園(せんがんえん)」は1658年に造られた鹿児島藩主島津家の大名庭園である。すぐ横には世界遺産に登録されている「尚古集成館」がある。薩摩藩主・島津斉彬(しまづなりあきら)が築いた工場群であり日本最初の近代的工業地帯として知られている。


仙巌園は非常に広くて起伏もあるので、ゆっくり見学すると1時間程要する。中には、高級ガラス製品である薩摩切子の売店もあり人気がある庭園である。庭園内から直ぐ前に桜島を見渡すことが出来る。この桜島は最近になり噴火を繰り返しているので、この一帯は火山灰が毎日軽く積もっているようである。実際に市内の駐車場にとめている自動車も降りかかった火山灰でいつも汚れているらしい。噴煙は毎日刻々と変化しており、1時間も経つと大きく黒く立ち上がることもある。
実際にとめてあった車の火山灰の様子をアップします。ニュースでは噴火した時にしか知らされていないが実際は市民の悩みであるらしい。もちろん洗濯物も外に干してある家は皆無であった。