2021年5月18日

そば屋の評価は人それぞれです

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ここ何年も、人気があるそば屋の話を聞くとメモっておき、近くを通る時には立ち寄ることにしている。どうしてもという程ではないが何となくそばが口にあうような気がする。そばやうどんは長く日本でのファーストフードとして人気があり安価な食事とされていた。忙しくて時間がとれない時などに特に重宝される食材でもある。

その簡易な食材が近年では非常に人気が出て味にこだわる店が多くなった。これは以前そば打ち名人という人気のテレビ番組があり、全国各地の名人が紹介されて番組で競い合ったことがある。そんなこともあり、名人に弟子入りする料理人志向の若者が多く出た。料理人の世界では未だに徒弟制度が残っており、弟子たちが全国各地で店を開業している。同様にこの時代では、ラーメン職人や中華料理の競争番組も多かった。テレビの影響は凄いと思う。

そばの風味が持つ味とのど越しの良さを味わえる店は少ないが、それとは別に雰囲気が周りの風景とマッチしている店は人気が出ることが多い。味について講釈を並べる人が時々いるが、多くの場合には出された麺をそのまま口にする。他の料理と違い蕎麦には付け合わされる物が無い。単につゆとワサビで味わう。米ぬかの様にきつい匂いも無いので繊細な味覚を持たないと分からない。

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今回、知人に連れられて味わったのは奈良県東吉野村にある「よしの庵」というお店です。
周囲を山に囲まれた川沿いにある店で、古民家を改装した造りが風景にマッチしてとても良い。
中で使っているテーブルなども再利用の物が多い。よく見ると古いのだが清潔感がある。昔の日本人は物を大切にして、いつまでも丁寧に磨いて使っていたが、ここでのテーブルを見るとそんな昔が思い出される。

出された蕎麦は少し白っぽい麺で適度なコシがある。十割では無く少し小麦粉が混じる九割らしい。
中華そばと違い、日本蕎麦は口と喉で全てを感じるので慣れないと分かりづらい。

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この店は、土日および祝日しか営業しないので注意して下さい。