2021年5月29日

アマチュア無線の切手

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日本のアマチュア無線制度が創設されて50年を経過した記念に発行された記念切手で1977年の物です。日本ばかりでなく世界各国で昔からアマチュア無線に関する切手が多く発行されています。

アマチュア無線は通信を楽しむ趣味であり、その制度や取り締まりに関しては政府も厳しい目で監視しております。外国人によるスパイ行為にも使用されたら大変ですから当然のことと言えます。通信事業は現在では総務省(昔は郵政省)が管理しており厳しさや監視体制は現在も変わりません。
趣味の中でも政府に関係し国家試験をパスしないと楽しめない趣味も珍しいことです。

色々な点で各国のアマチュア無線は政府と関係していますが、日本でも亡くなられた小渕恵三総理大臣もJI1KITというコールサインを使用された有名なハムでした。その後継者である現在の国会議員小渕優子さんもJA1LXGで現役のハムです。お父様が結成された国会アマチュア無線クラブに所属されておられます。

下の切手は、北アフリカにあるジブチ共和国で1981年に発行されたものと米国で以前使用された通常切手です。ジブチ共和国は独立前フランス領でありアラビア語を使用していました。この切手は1924年から始まった国際アマチュア無線連合の会議を記念して発行された切手です。
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世界各国でアマチュア無線のボランティア活動が展開されていますが、以前の米国ハムによるボランティアは有名です。当時は長距離電話が無かったので、米国の西海岸地域と東海岸をアマチュア無線が繋いでいました。そのために米国ではフォーンパッチが許可されています。フォーンパッチとは電話回線をアマチュア無線の送信機につなぎ電波で回線をつなぐというシステムです。そのため、米国におけるアマチュア無線の評価はかなり高く、昔は「キング オブ ホビー」とまで呼ばれた時代がありました。今ではインターネットが充実しており有難味がありませんが、当時は外国に出る船舶や南極で働く人たちには家族との会話はアマチュア無線が欠かせない存在でした。

日本でもやがてアマチュア無線100周年を迎えますが、一つの文化としてアマチュア無線が浸透することを願うばかりです。