ホームページを見たりニュース番組を見ていると、盛んにFBという用語を目にします。元々我々アマチュア無線家の間では、世界に共通する用語として昔から頻繁に使用されてきました。
FaceBookはフェースブックと言って記述してくれると助かりますが、日本人は直ぐに省略するので紛らわしい。
アマチュア無線で使用するFBとはFine Businessという意味を持ち、これ自体は省略形ではありません。そもそも通信では、無駄な電波の利用を無くす工夫がなされており多くの符号があります。
例えば、SOS(遭難信号)やOSO(非常信号)などは比較的知られております。
もっと、面白いのがあります。
「さようなら」は通信の完了符号。日本語の「さよなら」ではありません。
「本日は晴天なり」は無線機の調整記号。
「どうぞ」は相手に送信をもとめる記号。
などですが、これ自体変えて言えないのです。お天気が悪くても「本日は晴天なり」と言います。
全てが、符号なのです。
また、こんなのも頻繁に使います。
CQ・・・・・・・各局あての一般呼出し
QTH・・・・・Q符号のひとつで、自分の位置をしめす
YL・・・・・・・女性を表す
OM・・・・・・男性に対して敬意をはらう言い方
WX・・・・・・お天気のこと
また、こんなのもあります。
73・・・・・・「さようなら」の数字版
59・・・・・・信号強度と了解度が最高
これらの符号や省略記号は、通信の能率と正確さを期待する用語であり世界中で共通となっています。
他にも、アマチュア無線では通信を行う時に使用する「和文通話表」というのがあります。
例えば、
自分の名前を「山田」ですという時には、
大和のや
マッチのま
タバコのたに濁点
と相手に和文通話表を使って紹介します。
これで相手は、正確に名前を理解できます。
面倒なことのようですが、通信では少しの間違いも許されないjのです。
山田さんを矢野田さんと取り間違えれば大変です。
もちろん、これはアルファベットでも同様の欧文通話表があり世界共通です。
H for HOTEL
などと言います。
一度、アマチュア無線のサイトを覗いてみませんか?
最近では国際宇宙ステーションとの交信もアマチュア無線を使い、宇宙飛行士と話すことも出来ます。また、たいした準備もせず片手に持てるハンディ機で多くの人を見つけることが出来ます。
SNSとの違いは、相手となる皆さんの身元がハッキリしていることで安心して会話が出来、誹謗や中傷はありません。
下記にマウス当てて下さい。ホームページが見られます。